見学に行ってきました②
先週、院長と寝屋川にある老人ホームさんへ
摂食嚥下障害(せっしょくえんげしょうがい)の食事ケアについて
他歯科医院の先生の講義に参加させて頂きました。
摂食嚥下障害とは、食べること、飲み込むことの障害のことで、上手く食べられない、飲み込めない状態をいいます。
その方の状態によって症状は様々ですが、食事中によくむせる、形があるものをかんで飲み込めない、食べ物が口からこぼれる、飲み込んだ後も口の中に食物が残る、食べ物がつかえる、などで嚥下障害があることに気がつくことがあります。
また、嚥下障害により食事が上手くとれないために体重が減る、低栄養や脱水を起こす、飲み込んだものが気管に入る(誤嚥する)、飲み込んだもので窒息する、ということもあります。
原因として多いのが脳梗塞などの脳血管障害ですが、高齢者においては、加齢による筋力低下、予備能力の低下を招き、容易に摂食・嚥下障害を発症しやすくなります。
摂食・嚥下障害のリハビリテーションは、歯科医師や歯科衛生士だけではなく、原因となる疾患を治療、管理、リハビリする医師、看護師、栄養士、言語聴覚士、理学療法士等、他職種の方々の連携が必要になってくるそうです。
当たり前のように毎日食事をしていますが飲み込むことがつらいと食べる楽しみがなくなってしまいます。
いつまでも美味しく楽しく食事したいですね。
内視鏡を使っての、わたしたちがどのように食物を飲み込んでいるかの講義もあり、辻先生も体験されていました。
7月から医療法人になり、辻歯科医院も色々なことに取り組んでいきます。新しいことを始めるのは簡単なことではありませんが医院のさらなる発展を目指して頑張っていきます! 土岐
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